東日本大震災により被災されました方々に心よりお見舞い申し上げます。
地震から早くも1カ月が経ちました。
復興に向けたニュースに勇気づけられるとともに、未だ収まらない余震や原発、
被災地の方々に一刻も早く心の平穏が訪れることを願わずにはいられません。
こころのケアはこれから長期的に考えていかねばならない大きなテーマです。
APCONCEPTとしても、アート/アーツが今、できることは何か、
ひとつひとつ自分たちにできることから、始めていきたいと考えています。
5月28日(日)に、「震災後の心のケアを語ろう〝今、アーツが子どもたちにできること”」と題し、支援者やこれから支援に携わろうとしている方々などを対象に、緊急フォーラムの開催が決定いたしました。
詳細は近日中にHP上でお知らせいたします。
その他、心のケアにまつわる情報が得られるホームページをいくつかご紹介いたします。
国立精神・神経医療研究センター http://www.ncnp.go.jp/mental_info/index.html
日本トラウマティック・ストレス学会 http://jstss.blogspot.com/
兵庫県こころのケアセンター http://www.j-hits.org/psychological/index.html
日本心理学会 http://www.psych.or.jp/jishinjoho/index.html
心の相談緊急電話開設(日本臨床心理士会) http://www.jsccp.jp/info/infonews/detail?no=93
ジャーナリストの惨事ストレスに関するHP(報道人ストレス研究会) http://www.human.tsukuba.ac.jp/~ymatsui/index.html
ジャムズネット東京 http://jamsnettokyo.web.fc2.com/
避難所でのあそびマニュアル(NPO法人東京学芸大学こども未来研究所)http://www.u-gakugei.ac.jp/~ohkawara/
子どもの心のケアについて http://for-supporters.net/
「ミシュカの森2010ー10年目の世田谷事件追悼の夕べー」にて
2000年12月30日に起きた世田谷事件から10年の月日が流れました。
今年で4回目となるこの追悼イベント。
会場には犯罪被害者ご遺族を始め、近隣の区民の皆さん、若い学生さん、支援者、メディア関係者など、多くの方が集いました。
来場者一人一人が様々な思いを胸に、第一部、第二部とご遺族の話、心温まる歌や読み聞かせ、シンポジウムに耳を傾けました。
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親子向けドラマセラピーグループが開催されました!
岐阜市にある駅前保育所みっけのおうちの主催で、ドラマセラピーグループが開催されました。
みっけのおうちは、「子どもたちが自ら発見し、人や物と関わろうとする力を伸ばし、新しい力を獲得していく育ちを温かく励まし支える保育をめざす」保育所です。
今年度は、ぎふ地域子育て創生モデル事業の補助金を受け、岐阜駅前子育て総合講座としてさまざまなプログラムを提供されており、その一環として、4度のドラマセラピーグループの開催を計画してくださっています。
初回となった今回は、夏休み中ということもあり親子を対象としたグループでした。5組の親子が参加し、形や線で遊んだり、そこからストーリーを作ったり、体を使っての表現にチャレンジしたりと、楽しい時間を過ごしました。初めての体験に戸惑いがあったのか、お母さんとの二人の時間に照れがあったのか、最初はひかえめに参加していた子どもたちでしたが、次第に大人を引っ張り、次々にでてくるアイデアをのびやかに表現してくれました。
お母さん方からは、普段は下の兄弟に時間を取られていることに気がついた、子どもとの密な時間を久しぶりに持った、こんな一面もあったのかと新鮮な驚きがあったなどの感想をいただきました。
お母さんに甘える場面、お母さんを引っ張る場面など、親子だからこその時間があちらこちらにあり、夏休みの思い出の一つになったのではないかと思っています。
このグループは、対象者を変えて、10月、11月、1月にも実施されます。
詳しくはみっけのおうちのホームページをのぞいてください。
http://www.shinsei-md.jp/hoiku/
6月26日、雑司が谷のがんばれ子供村!ビルにて、シンポジウム「クリエイティブ・アーツ・セラピー」と子ども支援を開催いたしました。当日は会場がいっぱいになるほど、72名の方にご参加いただきました。
午前中は明治大学教授・高良聖先生による基調講演、午後は体験型/講義型の6つの分科会が行われました。
主催は当アップコンセプトとクリエイティブアーツセラピストのネットワーク団体であるN-CAT。
私たちにとって初めてのシンポジウムでしたが、子ども支援の現場にいる専門家が多く参加され、「表現することの大切さや重要性を強く感じだ」「CATの視点に共感する」という前向きなご感想を数多く頂きました。
アンケートでお寄せ頂いた感想をお伝えしながら、当日を振り返ります。
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4月には、2回の定例グループが開催されました。
新学期を向かえた10日には、「この扉を開けたら・・・」というテーマのもと、扉の向こうの世界に思いをはせました。なかなか思い通りに動いてくれない毛糸を使い床のキャンパスに大きな絵を描いたあと、同じ毛糸を使って、思い思いの場所に思い思いの扉をふちどりました。大きな扉や穴のような扉、木彫りの扉など部屋のあちこちに扉が生まれ、扉の向こうに広がる世界への興味をかりたてます。一つ一つがまさにどこでもドアで、お互いの扉をめぐりながら、空想の世界で遊ぶ自由を満喫した午後となりました。
ゴールデンウィークを間近に控えた28日には、「ボディ・チューニング」と題して、からだに意識を向けるワークを行いました。目を閉じながら体のスキャニングをした後は、体のラインをかたどった紙に色付けをしました。重く感じた部分や暖かく感じた部分、固さを感じた部分などがさまざまに表現され、それだけでも自分を大事にしてあげたい気持ちがわいてきました。その後、気になる三つの部位の関係を、ドラマ的な手法を用いてチェックしました。実際に動いてみることでみえてくることがあったなどという感想をいただきました。
33月28日(日)、当日はあいにく曇天で寒い一日となりました。
どんよりとした天気を吹き飛ばすように登場したのが、ゲストのオーハシヨースケ さん。海外で数々の公演を行っている「身体詩」のオーハシさん、全身、表情、声、彼自身の全てを使ったパワフルな演技に参加者一同が魅せられました。場内の温度が上昇し、熱気を帯びていきます。
この日のテーマ、イスにまつわるストーリーテリングでは、参加者がオーハシさんの語りに導かれて、ファンタジーの世界へ飛び込んでいきます。イメージやアートを用いながら、参加者一人一人の中にあるイスのイメージや登場人物と出会うたび。心と体をほぐし、「気」を感じたあとは、ぐっと想像力も高まります。最後は、1冊のオリジナル絵本が完成。
ゆっくりとお茶をすすりながら、雲の向こうのお月さまに思いをよせた後は、筆者あとがきを作成してこの時間を一人一人振り返りました。
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3月20日(土)茨城県赤塚ミオスにてアートセラピーのグループをおこないました。
DV当事者とその家族を支援するNPOらいずスタッフの皆さん、ネットワークの方々、医療大学の学生さん達が参加しました。
現在は当事者家族を支援する立場にある方も、創作のプロセスとシェアリングの時間を通して自分自身の気持ちを振り返ることができたようでした。また、セルフケアの大切さも実感することができました。
アートや表現を用いたセルフケアの活動が、地域の中で根付き、育てられていくことを楽しみにしています。
2月13日に豊島区雑司が谷の「がんばれ!子供村」にて大人のための表現アクティビティグループが開催されました。今回はバレンタイン前日ということもあり、特別企画として「自分へのラブレター」のテーマで集いました。 つづきを読む »
大雪に見舞われた12月19日、岐阜県私立幼稚園連合会が主催する子育て相談員養成講座の一コマで、ドラマセラピーを紹介する機会をいただきました。
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少し前になりますが、鳩山由紀夫総理のアメリカ訪問の際、幸夫人がノードフ・ロビンズ音楽療法センター(Nordoff-Robbins Center for Music Therapy)を訪問されたことが、ニュースで大きく取り上げられました。ニューヨーク大学ノードフ・ロビンズ音楽療法センターは、自閉症など特殊なニーズを持つ子どもたちをはじめ、幅広い人々を対象に音楽療法を実践する、臨床・教育・研究機関です。 つづきを読む »