現代は、考える力や創造力が低下し、相互的なコミュニケーションが不足している時代と言えるでしょう。今こそ、言語やジャッジ、固定観念に縛られず、自由に表現する、そして表現する喜びを分かち合うことが欠かせないと考えます。 これは欧米で専門性が確立されているCAT＝クリエイティブ・アーツ・セラピー*の理念と臨床経験に基づいています。
諸芸術を治療や支援に意図的に用いる各種心理療法の総称である。主なものには、アートセラピー、ダンス・ムーブメントセラピー、ドラマセラピー、ミュージックセラピー、表現アーツセラピーなどがある。欧米では大学院レベル以上の教育機関でトレーニングを積んだ専門家が福祉・教育・更正・医療・産業等様々な分野で活動している。
性別・年齢・障害を問わず、誰もが持つ創造性を活かすことにより、自己成長や自己実現を目指し、医療・福祉・教育・心理の分野で幅広く適用される。
心身の不調やさまざまな障がいの回復、機能の維持や改善、ストレスの緩和や予防、リラクゼーションの促進、モチベーションや生活の質の向上、行動の変容、自己洞察の深化、その他、自尊心や自己肯定感、主体性や柔軟性、創造力や表現力の向上などがあげられる。